自燈明・法燈明のつづり

思いついたら書くブログです

ドラゴンスネーク③

ボライヨン氏は購入した島の地図を片手に、ドラゴンスネークの基地がどこにあるのか、自力で訪ね歩き調査を始めました。

そうすると案の定、島民の多くはその基地がどこにあるのか知っていました。彼ら島民は地図を見た事が無いようで、そこに慣れるには時間がかかりましたが、明確な場所を示したのです。

その場所は地図上に名前のついていない山としてありましたが、ボライヨン氏は便宜的にその山を「マウントドラゴン」として呼ぶことにしました。そしてその場所は、Crow Fileから内陸に8キロはいったあたりでした。島民はボライヨン氏に山の中にある大きな滝と、その下に水の落ちる大きな湖があると言い、その中にドラゴンスネークが住んでいると言うのです。

マウントドラゴンを更に調べていくと、この山は川の源流にあって小さな湖がある事がわかりました。これは確かに島民たちの証言通りの場所だったのです。

◆間一髪の出来事と文化証拠

ある日の朝早く、ジョセフがボライヨン氏の家を訪ねてきました。彼が言うのは知人の漁師が2晩前にUFOにより負傷して病院に居るというのです。場所は村から3キロほど東に行った場所との事で、ボライヨン氏がどんな傷を負ったのか質問すると、漁師は全身に火傷を負っていると言うのです。

ボライヨン氏の奥さんのミリアムは、買い物をして家族の場所に行きたいといっていたので、この時に合わせて病院へ行き、この漁師を見舞いに行く事にしました。

車を出し、ミリアムを町で降ろした後、ジョセフとボライヨン氏は病院に向かいました。病院に行き、病室に案内してもらうと彼らは漁師のベッドサイドに立ちました。漁師は全身を包帯でまかれており、痛みを抑えるための薬を投与されていました。ジョセフはガダルカナル語で漁師に何があったのか、聞き出す事にしました。

漁師が言うには、午前3時頃にグラスファイバーボートに乗って釣りをしていた時、ドラゴンスネークが飛んでいるのを目撃し、あろう事かドラゴンスネークに向かいトーチをフラッシュし始めたそうです。するとドラゴンスネークが彼の方向に直ぐに飛んできて頭上まで来ました。この時彼はパニックに陥り、ボートのエンジンをかけて舟を動かし、ドラゴンスネークから逃げようとしました。ボートは岸に向かいジグザクに動いていきましたがドラゴンスネークは執拗に彼のボートに付いてきました、この時、ドラゴンスネークから何らかの光がボートに照射されましたが、それはボートの一部に当たっただけでした。その後、ボートを確認すると内部塗装の一部が焦げ跡になっているのが確認できたそうです。

彼はボートをビーチに押し上げ、茂みの中に逃げ込みましたが、ドラゴンスネークは彼を追跡し、木の後ろに隠れていた彼の真上に来たそうです。彼は何とか逃げようとしたのですが、ドラゴンスネークは常に付いてきたのです。そしてついに彼は文字通り跪いて両手を握って神に祈りを捧げました。するとドラゴンスネークは何処かへ飛んでいき、彼も何とか自分の村に戻りましたが、その後、この病院に搬送されて来たそうです。

この漁師の証言を聞いた後、ジョセフとボライヨン氏は病院を出てミリアムを迎えに行きました。その時、ミリアムの父親のジョンとこのドラゴンスネークの話題となり、白人はこのドラゴンスネークとは他の世界から来た異星人であり、この飛行物体を操縦しているという事を信じているという話をしました。この時ジョンは、この異星人はどんな姿をしているのかを聞いてきたので、大きな頭に大きな目、4本の指があり4フィートほどの身長をしていると教えました。

するとジョンは、ソロモン文化博物館に、その類の存在を描写した写真が掲載されている本があると言うので、少し驚きました。そしてジョンに、その本を見せてもらえるかを聞いて一緒に町の博物館に行く事にしました。

博物館に到着すると、この本について検索してもらうと、その本が出てきました。

15ページほどの本ですが、この本にはテレビで見慣れたエイリアンの詳細なスケッチが掲載されていました。島民のこの奇妙な生き物の目撃証言から描いて、博物館に所蔵しているものだと言うのです。

この本の最初の部分には、これらの生物は神話上の存在であると書かれていましたが、私が知りたかった事は、彼らは白人英語圏のメディアの記事を読んだ事がないのかという事でした。昔のソロモン諸島の部族の人達は、この世界の空は瓶であり、地表は平面だと信じていたのです。当時の私にとって、これはもう一つの謎となったのです。

ボライヨン氏はミリアムを乗せ、帰路に着き居ました。その時にボライヨン氏は以前に、ジョセフと彼の奥さん、そして弟のベンが釣りをしている時にUFOを見た時間を教えてくれと聞くと、3人ともUFOを目撃したのは深夜12時頃だというのです。そして見た距離は約50メートルほど離れていたと言いました。

UFOは釣りをしている人に興味があるのか、それぞれの上に1分間ほどホバリングして後、サンタイザベル島の方向に信じられないスピードで飛んで行ったと言います。この時3人は1キロの幅に広がって釣りをしていたそうです。

ジョセフは面白い話だろうと言っていましたが、この話には大事な事があったのです。