自燈明・法燈明のつづり

思いついたら書くブログです

2025年参議院選挙を終えての雑感

2025年の参議院選挙が終わりましたね。

蓋を開けてみたら自公政権は大敗北とも言えるほどの議席減。一方、新しい政党である国民民主党と参政党は大躍進という結果でした。

では何故、自民党公明党は凋落したのでしょうか。

今回は自民党の事は置いといて、公明党について書いてみます。

創価学会組織の衰退

まず要因の一つに、公明党の支持母体である創価学会の凋落があります。Xには創価活動家たちの呟きが今回も多くありましたが、この公明党の足場となる組織の凋落を認める言葉は、推進側(熱烈支持側)には一つもありません。

私の個人的な感覚ですが、例えば私が創価学会の青年部に居た頃、男子部という組織を見ても行政区の同じ範囲の組織(区ですね)で統監数は2000名ほどいました。その中でも三割が活動家として常日頃の会合などに参加していたので、実態としては600名ほどはいた感じです。各地区には地区リーダーというのが居て、支部毎には部長もしっかりいる位の陣容を持っていました。

しかし現在では、この区という組織単位の青年部総数は、以前の支部や本部程度の陣容があるかどうか。そんな感じになっています。

青年部が居ないので、高齢者(六十代~七十代)の人達が組織運営に必死になっているのが今の創価学会です。これは男子部を例にとりましたが、女子部なんて組織や未来部という組織は、ほぼ壊滅状態です。

これでは幾ら頑張った処で票数なんて伸びやしません。

SNSに対する誤認

また前回の衆議院選挙あたりから、XとかTiktok、またYouyubeを公明党は利用し始めていますが、このSNSの仕組みをあまり理解できていない事も目につきました。

SNSでは「興味ある情報をアカウントの人に共有する」というシステムになっています。つまり罵詈とかアンチ関係なく、情報発信や情報の参照履歴をシステムは確認し、興味あると思われる情報をそこに届けるんですね。

だから公明党関係で発信した情報というのは、罵詈やアンチに関係なく、そのネット上の行動特性を元にして共有されるのです。

そうなると、どういった事が起きるのか。

これは特に公明党側に多く見えますが、要は「内輪だけの盛り上がり」をさもネット全体の盛り上がりと誤認させてしまうのです。今回の参議院選挙でも公明党議員や幹部などがXで動画を上げて「ウェーイ♪」なんてやっていましたが、そんな情報発信は、公明党に興味あるアカウント(アンチと罵詈)内で共有されているだけなんですね。

でも公明党支援者はそんな情報がバンバン出てくる事から、「やった!私達は盛り上がっている♬」なんて誤認して、さらに情報を書き込み、その熱が内輪の中をグルグルと回っていくんです。

でもこの「盛り上がり」はあくまでも「ネットの内輪だけ」なんで、実際にはさして情報拡散はされていないので、結果として情勢分析を落ち着いて出来なくなってしまいます。

現に衆議院選挙から都議会議員選挙、また参議院選挙の期間中、私の趣味のXアカウントには参政党や国民民主党、たまにれいわ新選組の情報は出てきていましたが、公明党の「盛り上がっているぅ♬」なんて投稿は、ほとんど出てきていませんでした。

こういったSNSの特性を見て、しっかりと利用方針を固めていかないと。ただ内輪だけでポチポチ投稿していても、本来リーチしたい「無関心層」には思ったほど届いていないのです。

◆これからの事

これは2000年代から公明党の得票数を確認して解る事ですが、得票数の退潮傾向は未だ留まっていません。確かに偶にちょっと上振れした時もありますが、そういう時には次に必ず大きく落ち込んでいます。

しかも創価学会の主力である「団塊の世代」である人たちが、これからどんどん鬼籍に入っていくでしょう。そんな中で公明党が政治の世界で生き残りたいのであれば、議員本人の政治家としての力量をもっと上げないとだめでしょうね。

確かに公明党議員の一人ひとりについては、善き人たちだというのは認めます。(一部例外もいますけどね)でも善き人が必ず良き政治家にはなれないもんです。

また地方議員3000人のネットワークと言っていますが、そもそも地方議員と国会議員では見るべき視点も異なりますし、公明党(いや、創価学会としてかな)の特性として、地方議員は地域組織(分県や総県など)の幹部経験者の中から信濃町が人選して、立候補をさせていて、一方の国会議員はというと、創価大学や有名大学出身の弁護士や官僚の中から人選しています。そしてこういう人の多くは、創価学会の地区とか支部がどの様な人たちで構成され、公明党への支援もどの様に行われているか理解できていないのです。

つまり公明党の国会議員は、自分達がよって立つ支持基盤の実態を理解できないまま、国会議員としてその組織に乗っかっているだけと言っても良いでしょう。

もし今後、公明党を復活させたいのであれば、XだとかYoutubeといったネットに目を向けるよりも、まずは自分達が拠って立つ創価学会という組織を強固にしない限り、それはありえないと思いますよ。

では創価学会を強固に出来るのか。

そこなんですが、もう既に手遅れ状態と言ってもいいでしょう。何しろ教義関連がグダグダですからね。これを指摘するとネットの活動家は「教義なんて関係ない」という事を平気で言っていますが、昔は宗教団体にとって教義とは「背骨」と私なんかは教えられてきました。教義がグダグダとなれば、ナマコやクラゲの様な骨の無い組織になってしまい、結果、波間をユラユラと漂うのがせきの山なのです。

宗教団体を自称するのであれば、まずはその本義に立ち返り、そこから再構築していかないと、早晩、創価学会は瓦解の度を早めていくでしょう。そうなれば当然、公明党の地方議員や国会議員は、「議員バッチ」を外さなければいけなくなってしまいますよ。

皆さんはどう思われますか?