
さて今回は時事ネタを少し書いてみます。
高市総理が今月末(2026/1末)に衆議院を解散し、2月初旬に総選挙を行うという報道が出ると共に、立憲民主党と公明党が解党し、あらたな政党をつくるという報道がなされました。その政党名も。
「中道改革連合」
だそうです。
この報道を見た時には、公明党は過去の新進党の夢をもう一度と考えているのか等、様々な事が頭を過ぎりました。
「何故この時期に高市総理は衆議院の解散・総選挙をするのか」
「予算案成立を待たずに解散に踏み切るのはどういう理由があるのか」
これについては様々な憶測が流れていて、特に野党の中には「国民無視の暴挙だ」とか様々な批判が噴出しています。
この理由について高市総理は公に語ってはいませんが、以下の動画の内容は興味深い内容だったので、一応、共有をしておきます.
まあこれは事実では無いかもしれませんが、見方としては興味深い角度だと思いました。
ただ驚いたのは、立憲民主党と公明党が一つの政党となり、高市政権に対抗しようとしている事には驚きましたね。
何故なら立憲民主党は前回の総選挙でも議席を伸ばす事も出来ず、参議院選挙でも自民党が議席減となって時にも、野党の結集軸となり内閣不信任案を提出する事が出来なかったのですが、これは今の状況で総選挙に踏み切ると、確実に自分達の議席が減少するからだというのが、世間一般で言われている事です。
また公明党にしても2005年の衆議院選挙の時には、899万票を獲得していましたが、直近の2024年の衆議院選挙では596万票、そして2025年の参議院選挙では521万票と獲得票数の下落に歯止めが掛からなくなっています。
この2つの政党が、互いの懐(要は集票力)を当て込んで政党化しても、果たしてどれだけの議席を確保できるのでしょうか。
確かに全国を見れば、各選挙区でこれまで自民党の候補者に1万~2万票の組織票(創価学会票)があったと言われており、それが対抗馬の立憲民主党に流れたら、それなりに立憲民主党の議席が増えるという目論見が立つのは解ります。また各比例代表ブロックの上位の議席を公明党議員に渡す事をすれば、公明党にしても組織票にプラスして立憲民主党の票数が得られるので、公明党議員もそれなりに確保できるのでしょう。
しかし果たしてそのような単純な算数で、次回の総選挙の票は動くのでしょうか?
確かに現在の高市政権の支持率の高さは、異常とも言える数字となっています。ただそれが即自民党の支持率につながって居ない現実もありますし、自民党議員の中には立憲民主党よりもリベラルな国会議員や親の七光りで何の役に立っているんだという議員、中には高市総理に対して面従腹背の様な議員もいますので、彼らが単純に高市政権の高い支持率の恩恵を受けられるとも思えず、且つ選挙区で今までは自公連立の枠組みの中で創価学会票があったから安閑と議員になれた人達もそれなりに居ます。
それが今回「中道改革連合」で、公明党の創価学会組織票が自民党から立憲民主党の候補に動いた場合、そういった「力の無い」自民党議員は落選を余儀なくされるでしょう。
しかしそんな選挙区に於いても、自民党と立憲民主党候補以外の「第三極」の候補として、例えば参政党候補者や国民民主党の候補者がいた場合、中道改革連合の目論見は外れる事も考えられます。
要は次の総選挙の結果は、誰にも読めず、大きな政界再編の可能性を含む選挙になってくると思われます。
高市総理も実に大胆な手を打ってきたものだと思いますね。
ただ私は日蓮を信奉している一人として、日蓮が残した言葉を思い出します。
「一丈のほりをこえぬもの、十丈二十丈のほりをこうべきか」
(種種御振舞抄)
ここで日蓮が行ったのは一丈(1.8メートル程度)の堀を飛び越えられない人が、18メートルや36メートルある堀を越える事は出来ないだろうという事です。
公明党にしても立憲民主党にしても、次の政権担当するにあたり、何時もの事ですが実に耳障りの良い事を言っています。しかしながら公明党にしても政権与党に四半世紀以上居ながら、この国を豊かに強くも出来ていなければ弱体化を進めていたではありませんか。これは立憲民主党も然りです。時の政権を批判はしていても、具体的に何か実績があったのでしょうか。
そんな彼らが「野合」したとして、果たして日本を良くする事が出来るのでしょうか?
高市総理は少なくとも総理大臣就任後に、国民の顔を少しではありますが、上向きにさせて来たのは事実です。
まあこれらの事を、ここで幾ら語った処で、所詮は「絵にかいた餅」に過ぎない事から語る事は止めにします。結果は総選挙後に判明する事ですからね。
ただこの「中道改革連合」に公明党が舵を切った事は、過去に創価学会の語っていた「選挙の為の広宣流布観」を明確に変えた事を示していますので、その点について書いていきます。
私が青年部時代、これは2005年の頃の話です。
いま「#RICE」なんてハッシュタグつけて、X上でこの「中道改革連合」を支援しようとする人たちの大半は知らないと思いますが、この私が青年部当時は「夢の1,000万票」と云う言葉がありました。これは公明党が「1,000万票」取れる時代になれば、日本の政治は公明党が舵を取る世界になれると、創価学会の中では言っていました。
またこの「1,000万票」の意義は、公明党支持者は必ず創価学会の支援者でもあるので、それは即ち創価学会の広宣流布のバロメータとなるという事で、1,000万票とは1,000万人の創価学会シンパが存在する事になるという理屈だったのです。
だから創価学会が公明党の支援をお願いする事は、創価学会の理解者を増やす活動であり、広宣流布の一環なんだと説明していました。
「舎衛の三億」という言葉が創価学会の中にはありましたが、これは国民の1/3が創価学会の会員になり、創価学会の信仰をする事を意味していました。その為にも政治という分野を通して創価学会の勢力を拡大する。
しかしこの得票数のピークは2005年の総選挙までであり、それ以降、公明党の得票数は下落の一途を辿ってしまい、現在では540万票を獲得できるか、出来ないかという状況まで凋落してしまいました。
これは過去の言い分を引用すれば、創価学会の理解者の減少が止まらないという事にもなりますので、それまで関わった活動は一体何だったのかという事になってしまいます。
そして今回、公明党として票数が獲得できない事から、立憲民主党という、過去に公明党が「叩き潰せ!立憲・共産」と替え歌まで歌った政党に、この獲得票の補完まで依存する状況になってしまいました。
叩き潰せ立民共産とまで演説で言ってたのが公明党です。
— かばさわ洋平 (@ykabasawa) 2026年1月16日
なぜここまで手のひら返しができるのか。 pic.twitter.com/dnXeB7YQFX
これでも創価学会の活動家や幹部達は、選挙戦を「広宣流布の戦い」と云えるのでしょうか?
私は言えないと思います。
創価学会として小狡いのは、以前は獲得票数を誇り、選挙の度に票数で「大勝利」を宣言していたのが、今では獲得議数をもって「大勝利」としている事です。これでは票数限は見えなくなりますから、まさに過去の発言に対する隠ぺい行為と言ってもいいでしょう。
いまマスゴミの報道を見ると、公明党支援者の声として、如何にも女性部会員という人が「納得は出来ない事もありますけど、自分の中でしっかり受け止め支援するしかないです」なんて報道も為されていますが、これだけ創価学会の主義主張の軸がずれ込んでいるにも関わらず、創価学会の活動家諸氏はこの「中道改革連合」を真面目に支援し、票集めに奔走するかの姿を見せています。
それが果たして「創価学会のシンパ」の拡大につながって居るのでしょうか。
私から見たら、何時まで創価学会や公明党を通じて政治家たちから自分達は「集票マシン」として利用され続けるのかと思いますが、多くの創価学会の活動家たちは、政治の事ですら「創価学会の信仰」と教えられているので、そこに疑念を挟む事は出来ないのでしょう。
元々は「創価学会の理解者のバロメーター」「創価学会理解者の拡大」としての選挙活動が、今では日本の政治家の中で、自分達が議席を維持するための「集票マシン」として利用されている現実に、是非とも目を向けて欲しいと思います。
様々な事を書きましたが、今回の総選挙。もし行われた場合には、これからの日本の動きを決める極めて重要な選挙になるでしょう。だからこそ、「党利党略」ではなく冷静な「政治を評価する眼」を持ち、日本国民には判断して貰いたいと考えています。